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海外ドラマ「SUPERNATURAL」中心に好き勝手に感想という名の妄想トークを繰り広げてます♪小説もどきなどもあります。 ドラマや映画や漫画や本などの感想あり☆日常もたまに^^  
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    京都へ!

    ずっと楽しみにしてた京都へ旅行に行ってきたよ~(v〃∇〃)ハ(〃∇〃v)
    旅行前日なんて楽しみすぎて浮き足立ってたw
    仕事中なのにも関わらず心の中ウキウキ感がたまらなかった(笑)

    朝起きる予定時間より遅く起きてしまいあわわと慌てたことで水の入ったコップを落として水が散乱したがまぁコップは割れなかったし、予定通り家も出れたのでセーフ←いいのか?

    しかし行きの新幹線でトラブル発生5分遅れて京都に到着でした。
    車掌さんたちがバタバタ慌ててかけていくのを見ていたんだけど、席が汚れてますなシールを用意してた。怖いものじゃなくてよかった。

    バスで目的地に向かおうと向かったらめっちゃ人!!!!行列!!!!
    すげぇびびったがまぁその行列に並んだ・・・はっ!と気づいてお手製予定表を見る。
    並ぶ列間違えてる・・・っ!とすぐにとなりへ移動wよかった乗る前に気付けて。
    どのくらい待つんだろうと思ってたけど結構バスって乗れるんだね~すぐに乗れてしかも予定通りの時間。
    やはり清水寺は人気なのかたくさんの人が降りて私が降りる時には人はまばらに。
    一番の目的地でもある「岡崎神社」通称うさぎ神社に行きたくて♪
    本当は最初にお参りしてランチ予定だったけど、時間も11時前だったから先にランチに向かったのでした^^結構行列できるってお店らしいから早く行ったほうがいいかもと思ったのが正解でした☆
    すでにそこに人は並んでいて、11時開店から15分後には座れず待ってる状態だったから。
    よかった~と安堵しつつそこのおうどんめちゃめちゃ美味しかった!
    だしが結構濃く効いていてふんわり卵にえび天付き。細めのうどんがまた食べやすくて美味しい。
    ただ暑い。汗だくになる。でもこれは食べて正解!
    「おかきた」っていうお店です。オススメv

    それから歩いて目的地の岡崎神社へ。
    静観な可愛らしい神社でしたv手水舎にいる黒うさぎに水かけてお腹を触ると子宝に恵まれるとのことで予定もないのに一応撫でてみた(笑)
    そこで写真を撮って、さて参拝しようとしたら突然雨が!結構大粒で降ってきて手水舎に避難。
    すぐに雨は止んだけど、これ嬉しい♪天気急変はその神社に歓迎されてる証だし、神社が受け入れてくれたと思うことに(o>ω<o)
    しかも白いアゲハ蝶?と黄色い蝶が木に舞ってるのを見たんだけど、こういうのもいいんだよねと嬉しくなった^^来てよかった、ありがとう~
    最後にお守りとうさぎみくじを買ったんだけど、初詣の時回った神社と全く同じおみくじ内容だった・・・やっぱし神様ネットワーク恐ろしやw
    半年経っても伝えたいことは同じらしい・・・了解です。

    それから下鴨神社へ。
    みたらし団子食べたいと思って、またしても参拝する前に食べに行くことに。
    小ぶりで食べやすくてこれまたとても美味しいv
    それから糺の森の途中から入ったらもうそこは別世界だった・・・
    すごく澄んでいて、気持ちよくて。暑いはずなのに木が日差しを遮ってるおかげで涼しく感じられるしとてもいい気を貰えました(〃▽〃)
    本殿にお参りさせてもらい、媛守も買いました♪一つと同じものがないお守りなんて素敵!と選ぶのも楽しくてv
    水占いこちらの看板に導かれて(占い大好きな私はすぐに飛びついた←笑)向かっていくと小さなお社と川のせせらぎが流れてた。
    その向こうにお店があったので入ったらそこに水占いの紙が売ってあり、他にも帆布で作られたがま口やちりめんの雑貨など色々売ってあった。
    小さながま口が欲しかった私はそこですごく可愛いがま口見つけて買っちゃったっ
    本当可愛いっ!カワ(・∀・)イイ!!しかもそんなに値段も高くないし・・・ああ本当来てよかったv
    袋に入ってたから中見れなかったんだけど、開けてみたら中の柄も外の柄と違っててしかもカワイイのこれが!
    こういうのに出会えるのって滅多にないから出会えて幸せ(*n´ω`n*)
    幸せ気分で水占い(川の水につけて楽しむようです)をしてみたら、大吉!
    びしょびしょになった紙は持ち帰るにはちょっと困るので神社に結ばせてもらいました^^
    ちゃんと結果は写真に撮ったので問題なし。
    こうして私は下鴨神社を後にしたのです。
    帰るときにここの神様は大きすぎて神社内に収まりきらず普段はいないということを聞いたので、恐れ多くも「もし居るのならわかりやすくサインを頂けませんか?」と聞いてみたのです。
    結果は・・・私が京都駅に着いた途端に発令された「大雨情報」そして、構内に入った途端降り出す雨。構内を飛んできた1羽の鳩。
    なんとなくだけど、下鴨の神様の気がする。
    天気を操るほど大きな神様・・・けどここでもし私がバスから降りて家に帰るまでに雨が止んだら凄いことだよねと神様を試すようなことを思っていたらそんな邪な私の考えなどお見通しなのか見事に止んでたよね・・・恐れ入りました。
    本当に助かりました!傘持ってなかったから!ありがとうございます!

    本当に楽しい1日でした♪
    久しぶりに乗ったバスも新幹線も楽しかったv
    ほぼ予定通りに進めれたし、見えざる者の力も借りて不思議な体験もできた。
    美味しいものもいっぱい食べれた、幸せv

    I enjoyed in Kyoto.It was good day.



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    常習犯の放置癖。

    やべぇ!9周年だとか祝ってるのが最後のブログになってる!
    意味なく時だけが過ぎてるこのブログ・・・

    京都旅行日記書く前にひと呼吸置かせて。

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    Blog open 9anniversary(*´∀`*)ノ。+゜*。

    はい、9周年です。

    9年ですよ???9年!

    最近また放置気味なのは置いといて。

    祝!9年!来年は10年!


    凄いことと同時になぜかものすごい怖さを感じるw

    まぁ多分こんな感じでまだ続くのだと思います。
    のんき気ままに流れるままに。

    そして、Ackles夫妻の結婚記念日ヽ(*´∀`)ノオメデト─ッ♪
    Twitterにupされるかしら?
    JusticeちゃんとTwinちゃんのFamilypictureでもよくてよ?

    楽しみにしつつ、このブログも10年目を目指して精進します!

    Let's go 10anniversary!

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    ふと気づけば4月も終わり。

    またしてもブログ放置してたw
    そして気づいたら4月も終わりで世間はGWに突入^^;
    一応私も何日か休みはあるけど、出かけず家の衣替えするつもり。
    あと、買った本とか録画したドラマやら見つつのんびり過ごすつもり。
    毎回どこかに出かけなきゃいけない!っていう世間の風潮に押されてきて辛かったけどわざわざ人の多い時に皆と同じような行動しなきゃならんというのもおかしい話。
    別にいいじゃん?と最近悟ってきたのでもう平気です。
    ケロッといいます。
    どこかでかけるのと聞かれても躊躇なく家の衣替えしますと。

    こんな贅沢で幸せな時間は取れるときに取っておかないともったいない話。
    否応無しで動かなきゃならんときだってくる時はくる。

    だからこそ「人」は関係ないし「自分」を大事にしたい。

    さぁ、晩ご飯作ろう♪


    Let's make dinner.

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    新しいカテゴリー「占い」を作りました

    不思議な話や占いとか大好きなので新しくカテゴリー作っちゃった♪
    これからはこのカテゴリーに色々思ったこと書いちゃう。

    鏡リュウジさんも私の好きな占い師さんの一人なのですが、星座の基礎知識をTwitterで呟いてくれてるのが面白くて楽しいヽ(・∀・)ノ

    私は太陽星座が蟹座そして月星座が牡羊座なのですが、納得のいくことばかりv

    活動星座と言われて確かに!と。
    だってたとえ引きこもってても何かしら動いてるからw
    じっとするの苦手w意外に思われるけど苦手w
    同じことの繰り返しとか動けない状況にいるの苦痛でしかないw
    だから何もせずに何も考えずボーとなんてしたことないし、したくないw
    家にいるのは好きなんだけどね(笑)

    ただ本当に観たいものややりたいことも多すぎて時間が足りないと口癖のように言ってるw
    太陽星座も月星座も活動星座ならそりゃじっと落ち着いてなんていられんわw

    けど、ここであのおみくじの言葉が・・・騒がず冷静に。落ち着けということですか。。。
    はい、分かりました・・・

    All right.Don't worry.

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    初詣。

    ようやく行くことができたーーーー!
    ああもう何度計画だおれになったことかw6度目の正直だわ(笑)
    2月中に行きたかったのに、行けんくなって結局3月になってしまった、、、
    延びに延びたけどこれでよかったと行ってみて思った!
    やっぱり天気がいい日に行くと気分も違うし、なによりおみくじ大吉!(笑)
    しかも、歓迎されたのか風が急にめちゃくちゃ強く吹いたり、猫ちゃん(多分寺の飼い猫)に会えたり♪
    これは嬉しい^^
    (歓迎されると天気の急変や動物に会えるらしいです)
    しかも猫ちゃん私の後をついてきたのかお守り吟味してるところに入ってきてくれたヾ(*´∀`*)ノ
    どれにしようか迷っていたらちょうど手にしたお守りの時に猫ちゃん出てきたからそれ買った(笑)

    その後別の神社に行ってちょっとした登山(とも言えないが)して、町並みを一望美しい(((o(*゚▽゚*)o)))
    こういうのも天気良くなきゃできないし、やっぱりよかった延期してv

    ただ、おみくじ大吉なのに結構書いてあること辛辣w
    おみくじそれぞれの場所で3箇所引いて、大吉・大吉・末吉だったんだけど、書いてあることがどうにも似たり寄ったり。
    神様すげぇ・・・大吉と末吉なのに、書いてあること似てるんだよ??
    神様お見通しだよね・・・うん、騒がず冷静に感情のまま先走らないように気をつける。
    一言で言うならどうにもこのような意味合いでした。

    去年の願いごとが叶ったお礼と今年の願い事を伝えてきました。
    その後引いたおみくじのその項目を見る限り、どうやら遅くなるとも来るらしいので騒がず冷静にいけるよう頑張る。
    けど大丈夫かなぁ不安だよ・・・でも今年の私なら「できる」んだよね。
    やるさ!やってやる!今の私にできないことなんて何もない!


    I went to a temple.I saw a cat at there.
    I can everything just now.

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    The doll's Festival

    私たち、ここにいるの



    「これ何だ?」


    賢者の基地に3日ぶりに帰宅したディーンが目にしたのはテーブルの上に置かれた一対の和風人形。
    煌びやかな着物を着てはいるが
    無表情な白塗りの顔が何とも言えない不気味感を醸し出していた。


    「ああ、それ?日本に観光に行って買ってきたらしいんだけど、それを飾ってから奇妙なことが起こるっていうから譲り受けたんだ」


    遠目からその人形を眺めているディーンに、数冊の本を片手にしたサムがそう答えた。


    「誰から?」


    「FBIのフリして警察官に情報もらってる時に何か変なことがないかって聞いたら、実はって切り出されて」


    「サム、別の問題持ち込むな。俺たちにはやるべきことが他にあるだろ」


    今はカインの剣を手に入れるべき彼を探している最中だった。


    「分かってるさ。けどこういうのも俺たちの仕事だろ?今は話が大きくなってるけど、こういう小さな問題だって立派な仕事だろ。一つ一つ片付けてかないと、気持ちばかり焦ったってそう簡単に見つからないよ」


    そう正論に諭されてはディーンに勝ち目はない。
    仕方ないとばかりにディーンは早速その人形に争点を移した。


    「で、奇妙なことってなんだよ」


    「2週間前に旅行から帰ってきてすぐ飾ったらしいんだ。そしたら毎日首の向きが変わってるらしい」


    「首が?」


    「うん。まるで周りを見渡すように動いてるっていうんだよ」


    首だけが真後ろを向いていた時はただ事じゃないと驚いたほどだという。
    そしてある日、棚の上に飾っていたのに、床に移動していたというのだ。


    「それで何か分かったのか?この不気味な人形のことは」


    「不気味ってまぁそう思うのも無理ないけど・・・これ日本の伝統雛人形だってさ」


    「雛人形?」


    「どうやら女の子に贈る人形らしいよ。健康と幸せを願ってさ」


    3月3日はひな祭りと言って飾ったお雛様を見ながら祝う行事なのだという。
    それを聞いたディーンはどうにも解せない。お世辞にも可愛いなど言えなかったから。


    「ふーん。こんな不気味な人形貰って嬉しいのか?」


    「雛人形ってさ、形代って言って本人の身代わりになるものらしいからいいみたい」


    「身代わりって」


    「本人が受けるはずだった厄とか怪我とかそう言った類の負を代わりに受ける人形」


    「それって、この人形自体が災いを溜め込んでるってことか?」


    ゾッと背筋が凍る思いがした。
    この基地に足を踏み入れた時から空気が重たく、どことなく息苦しさを感じていた。


    「そういうことになるね」


    「何でそんな恐ろしいもの売ってんだよ」


    「どうやら骨董市で買ったものらしいんだ。隅に佇んでいたこの2体が気になったらしくて買ってしまったって」


    人形に興味があったわけじゃないのに、気づいたらその人形を手に取っていたという。


    「呼び寄せられたって感じだな」


    「多分そうだね」


    「で、災厄を溜め込んだ人形は最後どうすんだ?」


    「流し雛って言って川に流すそうだよ」


    「なんだそんな簡単なことなのか?ならさっさと終わらせて、カイン探しに戻るぞ」


    そう問われて少し言い淀んだ。
    実は引き受ける前に色々リサーチした上でその雛人形を譲り受けたのだが、事はそう簡単に運ばなかった。


    「いや、それがさ。そう簡単じゃなくて。俺もそれだけならって引き受けたはいいけど戻ってくるんだ」


    「は?何が?」


    「だから、川に流しても次の日には元の場所に2体とも戻ってくる」


    「・・・試してみたのか?」


    「もちろん。で、いまここ」


    2体の雛人形をサムは指さした。


    「マジか。。。」


    「だからもう一回調べ直してるんだけど、日本でそんな風習残ってる場所は少なくて、
    今は女の子のお祭りという意味しかないみたいなんだよ」


    今と昔では考え方の概念が全く異なっている。
    それはアメリカだって同じ事が言える。
    血まみれメアリーだって今じゃただの子供への脅し文句にしかすぎず、たとえ鏡の前で声に出したって実際出てくるわけもない。
    だが、時に起こる現象がある。
    日本の雛人形もまれに起こる現象がこの2体というわけだろう。


    「で、どうする?他に方法は見つかったのか?」


    「いや、まだだ。いくら文献を探しても川に流す以外の供養方法は載ってない」


    「じゃあ、燃やすか?人間だって死ねば燃やすんだ。形代なら燃やすのも同じだろ?」


    「燃やせるなら・・・ね」


    「試し済みか」


    まぁ、その手は初めに思いつく方法だろう。
    聖水をかけたり、塩を振ってみたりと数ある方法を試した上でまだということなのだ。
    その時ズズっと微かな音が響いた。人形のあるテーブルからだった。
    二人してそちらに目を見やると女雛の方が首だけをこちらに向けていた。


    「なぁ、あの人形こっち向いてたか・・・?」
    「いや、さっきまで男雛と同じ方向見てたはず」


    瞬間、青ざめた。
    何故なら男雛の首もギリッギリと動いたからだ。


    「おい、早く方法探せ!こんな厄介な事案持ってきやがって!!」
    「分かってるよ!僕だってこんなに手こずると思わなかったんだっ」


    その間も視線を感じ、恐怖におののいた。
    その時ふと、ある人物をサムは思い出した。


    「そうだ、確かボビーの知り合いに日本の人形を扱ってる人がいたはず」
    「早く聞きに行くぞ!これは俺たちだけの手に負えない。怨念とかそんな類だろ」


    そして人形を背にして出かけようとした。その時もずっと視線を感じたままだった。
    反対方向を向いてるはずなのに。だけど確認するのも怖くて、人形の方を見ないまま外へ出た。
    重苦しい雰囲気から解放されたディーンはすぐさま悪態をついた。


    「一体何なんだあの人形。動くし、捨てても戻るって恐ろしすぎだろ」


    「不可思議な現象は色々と扱ってきたけど、怨念の類は俺たちも苦手だからね」


    「体を動かす方が俺には性に合ってる」


    ボビーの知り合いに連絡を取るとすぐに会ってくれることになった。
    彼女の名はアマンダ。ボビーと歳は同じ頃合の彼女は日本人形に興味を持ち、日本に住んでたこともある人物だった。
    日本で数年人形について学んだ後、故郷に戻り日本人形店をオープンさせたのだという。
    そして彼女もまた裏の顔はハンターだった。彼女は呪いや咒いを得意とするハンターであり今回の案件にうってつけの人物だった。
    早速その店に向かい、事の顛末を全て話した。
    話が終わった途端、彼女はとんでもないことを口にした。


    「で、それがその雛人形?」


    「「は?」」


    問われた意味が分からず、二人してすっとんきょうな声を出してしまった。


    「だから、持ってきたんでしょ?その曰くつきの雛人形」


    彼女が自分たちの後ろを指さした先を振り返って凍りついた。
    店の床に雛人形はいた。しかもディーンとサムを見上げるように。
    確かに基地に置いてきたはずなのに。
    見るのさえ嫌なのに、触れてなど絶対ない。


    「「・・・!!」」


    二人が絶句したのを見て彼女は悟ったのだろう。
    ふぅ~んとひと呼吸おいて言葉を切り出した。


    「それ、危険だよ。よくこんなのアメリカに持ち込んだね。というより持ち込まれたかったのかな。アメリカの地を見たかったってことね。自分たちを殺した相手の地を」


    「それ、どういう・・・」


    険しい表情で、けれど少し悲しみを帯びた声で彼女は話し始めた。


    「この人形にはたくさんの無念の思いが込められてるの。おそらくアメリカの爆撃で亡くなった魂が。彼らは何も分からないまま殺された。むしろ死んだことすら気づいてない。体を失い魂が求めてたどり着いたのがこの人形」


    「なら教えて欲しい。どうすればその無念を晴らせるのか。伝統に合わせて流し雛をしても無理だったんだ」


    不思議とその人形に対する恐怖感はなくなっていた。
    ただ解放してあげたい、そう願ってサムは問いかけた。


    「そうね、彼らは自分たちで私を求めてここに来た。だから私が引き取るわ。人の思いはとても重いの。そう簡単に無念を晴らすなんて出来ない。成仏するまで長い年月を要するわ。彼らが満足するまでね」


    そう言って彼女は雛人形に手を伸ばして拾い上げた。
    そして人形たちに向かって声をかけた。


    「さぁ、いらっしゃい。今日からここが貴方たちの家よ。思う存分くつろいでちょうだい」


    その瞬間、さっきまであった重苦しい雰囲気が消え、空気が軽くなったように感じた。
    そして心なしか雛人形の顔も微笑んでるように見えた。
    あんなに不気味と感じた無表情だったのに。


    店を後にして、インパラに乗り込んだ。
    出発してから少ししてサムが話を切り出した。


    「なぁ、彼らはアメリカに来たかったんだよね?どう思ったんだろうね、この国を見てさ」


    「さぁ。俺たちにわかるわけないだろ。・・・ただ案外、同じだと思ったんじゃないか、アメリカも日本も」


    警察官の家をたった2週間という、短い期間で彼らはアメリカを後にしたのだ。
    自分たちを殺した憎い相手だろうに、何も危害を加えることなく彼らは古巣を感じられる故郷に戻ったのだ。
    それは彼らが天に昇るのもそう遠くないように思えた。


    END

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